思考停止するな

ネットワークとかアプリケーションとかWebとか

他大学の大学院を受験するときにやることとその手順

スポンサーリンク

私は大学から大学院に進学する際に、他大学の大学院を受験しました。
そして、試験に合格して、希望した他大学の大学院へと進学しました。

今日は、私が実際に他大学の大学院を受験するときにやったことと、その手順について書いてみようと思います。

1.大学院でやりたい研究を考える

まずは自分が大学院でやりたい研究内容について考えます。
大学院はあくまで研究するところです。
やりたい研究内容をしっかりと考えておく必要があります。
この段階で、詳しい研究テーマを決めるのは難しいと思いますが、大体の分野を決めておくといいと思います。

2.指導教員の先生に相談

自分の指導教員(研究室配属されていれば、研究室の先生。されていなければチューターの先生。)に他大学の大学院へ進学しようと考えていることを相談します。
これをやらずに、そのまま研究室訪問をしてしまうとなかなか面倒なことになりかねません
また、この時点で志望校や行きたい研究室を決めているのであればそれも伝えてください。

大体、研究者の先生はいろいろな学会に出たり、共同で研究をしていたりするので、他の大学の教授と繋がりがあります。
そのため、指導教員の先生に相談することで、先生の方からこの大学院にこういう研究をしている先生がいるから紹介してみようという話になることもあります。
また、しっかりと胸の内を伝えることで、協力してくださると思います。

3.志望校決定

自分がやりたい研究ができる大学院と研究室を探し、志望校を決定します。
その研究室の先生の論文をできるだけ多く読みましょう
他大学の大学院を受験する場合、国立大であっても大学受験のように何校までという制限はありません。
なので、大体2〜3校くらい志望校を考えておいてもいいと思います。
また、志望校を決定したら、その旨を指導教員の先生やチューターの先生に報告しておきましょう。
ここまでを受験する年の1月〜2月で行います。

4.行きたい研究室の先生にアポイントメントをとる

他大学の大学院へ進学する際には必ず研究室訪問をしてください。
これをせずに、受けても100%落ちます。
(どんな人物かわからない人を合格させられるわけがないため。)
研究室訪問をするために、行きたいと考えている研究室の先生に研究室訪問のアポをとります。
大体は大学の研究室紹介のページやその先生のホームページにメールアドレスが記載されています。
いきなりメールするわけなので、失礼のないように事前にマナーなどについては勉強しておきましょう。
また、研究室訪問の時期は3月下旬か4月下旬くらいがいいと思います(3月上旬〜中旬までは学会が多いので忙しいです)。

5.行きたい研究室へ研究室訪問

アポがとれたら、研究室訪問に行きます。
服装は大体スーツです。

研究室訪問でやることや話しておくべきことは大体以下のことです。

  • 自己紹介
  • 今やっている研究についての紹介
  • 志望している研究室ではどのような研究をしているか
  • 自分の大学から志望校の大学院へは進学可能かどうか
  • 大学院でやりたい研究はできるかどうか
  • 受験形式はどうするか
  • 研究室の学生と交流(できるのであれば)
  • 試験の過去問をもらう
  • 大学と大学院のパンフレットと願書をもらう
  • その他研究室について質問(コアタイムがあるかとか)

聞きたいこと、気になることなどはできる限り聞いておきましょう。

就職活動と似てますね。
ちなみに手土産などはいりません(あくまで学生なので)。

研究室訪問の後にお礼のメールもちゃんと送りましょう。

6.受験形式の決定

志望校の研究室の先生と受験形式を相談して決めます。
他大学の大学院からでも研究室の先生に推薦書を書いてもらうことで、推薦で受験することが可能な場合があります。
ちなみに私は推薦で受験しました。

7.願書の作成と提出

大学院の受験のために、願書を作成し提出します。
現在の指導教員の先生の推薦書が必要なこともあります。
また、志望理由書や大学院での研究計画書なども提出する場合があります。
余裕を持って、準備しておきましょう。

8.受験勉強

大学院の試験では、ガチの点数での勝負となります。
なので、過去問を手に入れられるかどうかが勝敗を大きく左右します。
どうにかしてなるべく多くの過去問を手に入れましょう。
試験の内容は学部時代の講義の内容から出ます。
外部からの受験の場合、その講義を受けていないだけでだいぶ不利です。
ちなみに、大学から同じ大学の大学院に進学する学生は簡単に過去問を手に入れられるため有利です。
また、英語を勉強しておく必要があります。
そして、英語はTOEICTOEFLのスコアの提出が必須な場合がありますので注意しておきましょう。
目標スコアは受験する大学院によってだいぶ異なります。
受験したい大学院が公開しているTOEICの点数を参考にそれを上回るように頑張って勉強しましょう。
ちなみに、TOEICは1回受験してもなかなかいい点数はでません。
そのため、長期的に勉強しておく必要があります(ちなみに私は、約4ヶ月勉強して3回受験しました)。
あと、試験では面接があることもあるので、面接練習もしておきましょう。

9.受験

受験本番はやってきたことを出せるように頑張りましょう。
他大学からの受験だと他の受験者からの、あいつ誰?的な雰囲気やアウェー感がやばいです。
また、試験だけでなく面接もある場合があります。


今日は他大学の大学院を受験するときにやることとその手順について書いてみました。
なかなかやることが多いですが、ちゃんと手順を踏んで、対策をしていれば大丈夫だと思います。

関連記事
shimonss.hatenablog.com

shimonss.hatenablog.com

shimonss.hatenablog.com